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老人ホームとはどういうところか簡単に解説します CCRCについてもチェック!

少子高齢化が進んできたこともあり、近年老人ホームは様々な種類が出てきております。その一方で、老人ホームの探し方や選び方、注意点をきちんと把握しなければ、入所希望の方の状況や費用を考えた適切な老人ホームを探すのはより難しくなったと言えます。また老人ホームは公的や民間と分かれており費用面や待遇、部屋の規模などが異なります。この記事では老人ホームの探し方や選び方、栃木県の老人ホームの事例およびその際の注意点をご説明します。

そもそも老人ホームとはどういうところ?簡単に解説します

そもそも老人ホームはどういうところなのでしょうか。まずは老人ホームの種類をご紹介します。老人ホームには公的老人ホームと民間老人ホームの大きく2種類に分類でき、入所条件や費用に関しては以下のようになります。

特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム等は要介護5の人も入所可能ですが、養護老人ホームなどは要介護者は入所できないなどの違いがあります。また、個室があるかどうかは各施設によって異なりますので、個室を希望している方は老人ホームを探す際に希望する条件に入れておきましょう。

■参考記事:
https://kaigo.homes.co.jp/manual/facilities_comment/list/feature/
https://www.cocofump.co.jp/articles/kaigo/195/

老人ホームの探し方、選び方は?

老人ホームは公的老人ホームでも月15万以上かかることもあり、慎重に決めなければ、余計な費用がかかってしまう可能性もあります。老人ホームに入居する際には、家族から支援をもらえるのかそれとも自己資金だけで入居するのかでも選び方が変わってきます。以下の選び方・探し方の手順を参考にすると良いでしょう。
<探し方手順>
ステップ1:入居希望者がどのような生活を望んでいるか考える
ステップ2:老人ホームを探す
ステップ3:候補となった老人ホームに見学や体験入所に行く
ステップ4:実際に老人ホームを決める

選び方・探し方ステップ1:入居希望者がどのような生活を望んでいるか考える
まずは希望する条件を考えましょう。注意点としては優先順位を明確にしましょう。すべての希望を叶えようとすると費用が高額になります。例えば個室の部屋が確保できる老人ホームにするのか、食事が充実しているところにするのかなど人によって様々な観点があると思います。入居する老人ホームに入るための想定の予算内で、調整できるように優先順位をつけましょう。

選び方・探し方ステップ2:老人ホームを探す
注意点としては、いろいろな探し方を利用することです。例えばインターネット、広告、口コミなどが考えられます。いろいろな方法で探すことで情報の質に偏りなく集めることができます。今ではSNSでも老人ホームについて、調査することができます。実際に入居している人からの口コミやその家族からの口コミも参考になります。また自宅から近い老人ホームで探すのか家族が近くにいる老人ホームを探すのかでも異なります。

選び方・探し方ステップ3:候補となった老人ホームに見学や体験入所に行く
候補となる老人ホームを見つけたら、実際に老人ホームに見学や体験入所をしましょう。選び方の注意点は希望に沿っているか必ずチェックすることです。また、希望には載せていなかった良かった点・悪かった点もチェックをしておきましょう。出来れば気になった点や感じたことはメモを取っておくとよいでしょう。見学や体験をした後にでも、疑問点を職員に聞いたり実際に体験入所した場合には周りに評価を聞くことができます。

選び方・探し方ステップ4:実際に老人ホームを決める
最後に見学した老人ホームの中から気に入った老人ホームを決めるようにしましょう。
注意点としてはこの段階で念のため、運営会社の経営状況も確認することです。運営会社が倒産した場合、新たに上記の選び方・探し方ステップ1〜4を実施して施設を選び直さなければなりません。新たに選び直すのも大変ですので倒産リスクは確認しておきましょう。
■参考記事:
https://kaigo.homes.co.jp/manual/how_to_search/point/

老人ホームの費用相場は?提供しているサービスや地域によって大きく変わる?

老人ホームの費用は老人ホームの種類によって変わるので選び方や探し方によってかかる費用は異なります。公的老人ホームは安い費用で入所でき、民間有料老人ホームは高額になるケースが多いです。サービスによっても料金が変わりますので、おおよその料金は表を参考にしてください。

ただし、選び方や求める条件によっては費用が前後することは念頭に置いてください。また、費用は地域によっても大きく変わります。例えば、東京だと入居時費用がかかる老人ホームの場合、入居時が平均930万程度、月額28万程度であり、入居時に費用がかからない場合には月額32万程度になります。

一方、栃木県では入居時費用がかかる老人ホームの場合、入居時が平均50万程度、月額16万程度であり、入居時に費用がかからない場合には月額14万程度になります。このように地域によってもかかる費用が大きく変わるので、もし候補地が複数あるのであれば、それぞれの地域の相場を調べてみても良いでしょう。

老人ホームを利用する場合の注意点は?

老人ホームの選び方・探し方の注意点を5つご説明します。
1つ目の注意点は入所時の日々の出費を考慮することです。実際には特別養護老人ホームなどでも日々細々とした出費が発生します。かかる出費も考慮をして予算を決定するようにしましょう。

2つ目の注意点はご家族の自宅から通いやすいところを選ぶことです。選び方によっては自宅から遠い方が居心地がよく優先度が高くなるケースもありますが、状況によっては医師や介護士からの呼び出しが頻繁に発生するなど適度に通わなければならないケースもあります。自宅から近い方が良いでしょう。

3つ目の注意点は施設の状況をよく確認することです。施設によっては介護士の対応に差があったり、人手が足りなくなり対応が雑になってしまうケースもあります。入所した後にわかってしまうと後悔に繫がります。選ぶ際には何回も見学にいって状況をよく確認するようにしましょう。

4つ目の注意点は要介護度が上がった際の対応を確認しておくことです。要介護度は徐々に上がっていくものです。現時点では希望通りのサービスを提供してもらえるかもしれませんが、要介護度が上がったときに適切に対応してもらえるのか、希望に沿った対応をしてもらえるのか、確認するようにしましょう。

5つ目の注意点は早めに準備をすることです。実際に見学にいった結果、どうしても外せない条件が新たに出てくるケースもあります。その場合には再度選び方・探し方のステップを繰り返すことになります。ある程度余裕をもって準備をする、細々と情報を集めておくといった対応をとるとよいでしょう。

老人ホームで地方活性化

CCRCという言葉をご存じでしょうか。CCRCは「Continuing Care Retirement Community」の略称で、高齢者がより健康的に過ごし、終身で暮らすことができるコミュニティのことを指します。

1970年代にアメリカで普及した構想のことで、高齢者が自らの希望で地方に移り住み、地域社会で健康な生活を送りつつ、介護やケアが必要な時には地域で対応してもらう構想になります。

高齢者がより健康な段階で地方に移住することで地方活性化を図ります。老人ホームはこのCCRC構想において介護やケアの場を提供することで、元気な高齢者も安心して移住できる体制を作ることができ、地方活性化に貢献できるでしょう。

■参考記事:
https://kaigo.homes.co.jp/qa_article/88/

【まとめ】老人ホームは今後の日本社会に必須の存在になってくる!

老人ホームの選び方・探し方およびその注意点を紹介しました。かつては自宅で療養させるような習慣もありましたが、少子高齢化と共働き傾向が同時に進んでいる日本にとって、今や老人ホームは日本社会に必須な存在になっています。

必須であるからこそ、公的老人ホームだけでなく有料老人ホームが普及したり、様々な種類の老人ホームやサービスが出てきたりしております。

老人ホームを探したり、選んだりする際には老人ホームの種類やサービスが多様化していることを考慮して、入居する人の希望にできるだけあった老人ホームを探すことを心がけましょう。希望を叶えてあげることで入居者様も満足のいく生活が送れるでしょう。

また、CCRC構想について説明しました。老人ホームを設立することで、元気な高齢者が安心してその地方への移住ができるようになり、地方活性化に貢献できるでしょう。

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