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とちおとめの名前の由来は?味や栽培方法の特徴もチェック!

ケーキにパフェ、プリンにフルーツサンド…スイーツには欠かせない存在のいちご。

赤くてコロンとした見た目が愛らしく、口に入れると甘酸っぱいいちごがスイーツにのっているだけで、なんとも言えない幸せな気持ちになりますよね。

子供から大人まで広く愛されるいちごの、数ある品種の中でも生産量日本一を誇るのは、栃木を代表する『とちおとめ』です。

今回はそんなとちおとめの魅力についてご紹介いたします!

とちおとめとは?名前の由来はこちら!


とちおとめは、東日本を代表するブランドいちごです。

「いちご王国」とも呼ばれ、いちごの収穫量が53年連続日本一を誇る栃木県において、シェア率一位の絶対的エースとも言える存在です。

栃木県が生産量の80%ほどを占めていますが、他に茨城県や千葉県、愛知県などでも栽培されています。

とちおとめは元々、「久留米49号」と「栃の峰」という品種の交配によって誕生しました。
久留米49号は粒が大きくたくさん収穫でき、栃の峰は果実が大きくて甘いのが特徴です。

それぞれの良いところを受け継いで誕生したとちおとめは、栃木県農業試験場で育成され、1996年に品種登録されて以降、それまでの主流品種だった「女峰(にょほう)」に代わり多くの人々に親しまれることとなりました。

その愛らしい名前の由来は、栃木県を代表するイメージから「とち」、「いちごの持つ女性らしさとたくさんの人に親しまれるように」との思いから「おとめ」を合わせて名づけられました。

とちおとめの味の特徴は?甘さと密度の関係も解説


とちおとめは他の品種に比べて、甘みが強く程よい酸味があり、食感が良いのが特徴です。
糖度は9〜10%と高いですが、酸度は0.7%程度に抑えられているため最もバランスの良いいちごと言えるでしょう。

形は比較的整った円錐形で、果皮は鮮やかな鮮赤色、果肉は薄い淡紅色。

果皮・果肉ともしっかりとしていてサイズも大きく、日持ちしやすいのも嬉しいポイントです。

果実の溝が少なく、果肉の密度が緻密で多汁質なため、甘さをより感じやすいと言えるでしょう。

鮮度が良いものは甘い香りが漂い、そのまま食べることで香りをより強く感じます。

ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、美肌効果や免疫力向上、便秘改善の効果も。

とちおとめは11月ごろから店頭に並び始め、スーパーなどでは1パック400〜600円ほどで購入することができます。

美味しいとちおとめの選び方は、以下の通りです。
・ヘタが反り返っており、濃い緑をしている
・種を覆うように、身が盛り上がっている
・ヘタ付近の果皮が裂けている
・光沢があり、ヘタ付近までしっかりと赤いもの

とちおとめはそのまま食べても美味しいですが、冷凍してシャーベットにして食べたり、香りが強いためケーキにトッピングしたり焼き菓子に混ぜ込むなど、お菓子作りに使用するのもおすすめです。

とちおとめの栽培方法の特徴は?とちおとめ農家は儲かるという噂も検証

とちおとめの栽培方法の特徴は、通常の収穫・出荷時期よりも早めに収穫・出荷する「促成栽培」が適しているとされています。

作型は早期夜冷育苗・普通夜冷育苗・低温暗黒処理・高冷地育苗・ポット育苗のいずれにも順応性が高く、栽培の選択肢が多いのも魅力でしょう。

収穫量が全体として高いのは、夜冷処理施設を利用し日中は太陽光に当て、夜は低温処理を行うことによって発芽・分化の時期を早める早期夜冷育苗です。

そしてとちおとめの栽培過程の中でも特に大切なのが、いちごを苗床から畑に植えかえる「定植」の時期です。

最も定植に良い時期は花芽分化期で、花芽分化直後に定植した場合に比べ、その一週間後に定植した場合は収穫量が約15%減少しました。

いずれの作型であっても定植が遅れると初期の収穫量が減少し、結果として総収穫量も減少してしまうので、花芽分化後の速やかな定植が重要となってきます。

またとちおとめは初根がやや遅いため、定植後の水やりには特に注意が必要です。

以上のことから、とちおとめは作型の選択肢が豊富で着手しやすいですが、細やかなお世話が必要な栽培方法と言えるでしょう。

(参照:https://www.pref.tochigi.lg.jp/g61/seika/documents/singi03.pdf

また、「とちおとめ農家は儲かる」という噂は本当でしょうか。

農林水産省が出しているデータを独自に算出した場合、通常のいちご農家の平均年収は500万円前後となります。

これがとちおとめ農家となると、とちおとめは単価が高いブランドであり、なおかつ栃木はいちごの栽培技術が高いため一戸あたりの農業所得が数千万円を超える場合もあるのだとか。

そのぶん栽培の難易度も上がり手間もかかりますが、「とちおとめ農家は儲かる」という噂は十分信憑性があると言えるのではないでしょうか。

とちおとめを楽しむなら宇都宮テラス?旅行が難しいなら通販サイトもおすすめ

とちおとめを存分に楽しむなら、栃木県宇都宮市にある『宇都宮テラス(Utsunomiya Terrace)』がおすすめです。

宇都宮テラスは2022年8月にオープンした宇都宮駅東口直結の複合型施設で、栃木を代表するショップやカフェ・レストランに加えて、宿泊施設も完備。
宿泊施設には展望レストランや最近流行りのサウナまで備わっています。

そんな宇都宮テラスには、とちおとめを使ったスイーツを提供するお店があります。

『とちおとめ×芭莉式(バリシキ)』というお店では、とちおとめを使用した濃厚なソフトクリームを販売しています。

メニューは「鮮烈とちおとめソフト」・「鮮烈とちおとめソフト × 栃木生まれ牛乳ソフト MIX」・「栃木生まれ牛乳ソフト」の3種類で、いずれもお値段は580円。

人気メニューのMIXソフトはとちおとめの赤と牛乳ソフトの白のコントラスト、散りばめられた“魔法の粉”が合わさって見た目も美しく、SNS映えもばっちりです。

もちろん味も別格で、食べると口いっぱいに濃厚なとちおとめの甘酸っぱさが広がり、何度でも食べに行きたくなるクオリティのソフトクリームです。

とちおとめを使った濃厚なスイーツを堪能した後は、栃木ならではのお店でショッピングをしたり、レストランで名物料理を味わい、そのまま宿泊施設に直行。旅の疲れを大浴場の露天風呂やサウナで洗い流せば、気分は最高です。

栃木・宇都宮の良いところがまるっと備わった宇都宮テラスは、まさに旅行客にとって理想の施設といえますね。

また、旅行がむずかしい場合には通販サイトを利用してとちおとめを楽しむのがおすすめです。

『本場栃木の朝摘み【とちおとめ】』では、厳選した朝摘みを本場栃木から翌日配送してくれるので、新鮮な状態のとちおとめを味わうことができます(翌日配送可能な地域限定)。

那須連山の地下水で育てられたとちおとめは、一口では食べきれないほど大きく、地元でもなかなか味わえない甘さと香りを誇ります。

リンクはこちら↓
http://tochiotome.shop-pro.jp/

生産者さんから直接購入でき、食べることが生産者さんへの応援につながる産直通販サイト『食べチョク』でもとちおとめを購入することができます。

食べチョクではさまざまな生産者さんが出品しており、シーズン真っ盛りになると豊富な種類から選べるのが嬉しいポイント。

値段も生産者さんによって異なるので、じっくり吟味して選ぶことができます。

リンクはこちら↓
https://www.tabechoku.com/products?keyword=%E3%81%A8%E3%81%A1%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%82%81

また、ふるさと納税を利用してとちおとめを購入することもできます。

ふるさと納税サイトで出品数が最多の『楽天ふるさと納税』では、およそ170を超えるとちおとめとその関連商品の中から、気に入ったとちおとめを選ぶことができます。

お得にとちおとめを楽しみたい、という方におすすめです。

リンクはこちら↓
https://search.rakuten.co.jp/search/event/%E3%81%A8%E3%81%A1%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%82%81/?ev=40&p=2&v=2

【まとめ】とちおとめが美味しいのは栽培方法に関係!食べたくなったら通販サイトをチェックしよう

今回はとちおとめの味や栽培方法、とちおとめを楽しめる場所についてご紹介しました。

とちおとめが今もなお生産数日本一を誇るほどに美味しいのは、通常の収穫・出荷よりも時期が早い促成栽培によって育てられていること、難易度が高く育てるのに手間がいるぶん、栃木の高度な栽培技術によって栽培されているからと言えます。

本場・栃木でとちおとめを堪能できるのが理想ですが、そうでなくても通販サイトで新鮮なとちおとめを楽しむことができます。

とちおとめはこれからの季節から市場に出回り始め、2〜4月ごろにピークを迎えます。

とちおとめをまだ食べたことがないという方は、この機会にぜひ味わってみてくださいね。

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